いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭

いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭 2020

ガルガンのーと その他 【ガル部長のとつげき取材】ピアニスト児嶋顕一郎さん!

ガル部長、ちゃっかり児嶋さんのお膝に!

2019年11月16日、左手のピアニストのための公開オーディションの表彰式が終わり、最優秀賞を受賞された児嶋顕一郎(こじま けんいちろう)さんの周りには記者さんがいっぱい。それを舞台袖から見つめるガル部長、そわそわ...
そして取材が終わった途端、全速力で駆け出す部長!(を追いかける部下!)

ガル:
コココココジマさんっ!ガル、とってもとっても感動したガルよっ!
児嶋さんの15分の演奏がまるでリサイタルみたいで、思わず立ち上がって拍手しちゃいそうだったガル...

児嶋さん:
ガルちゃん、客席で聴いていてくれたんだね!

興奮冷めやらぬ部長によるオーディションレポート、始まります!

ガル:
静かなお祈りから始まって、森のざわめき、きらめく水面...そこにバッハさんが現れてホッとひと息、で最後に圧巻の死のエチュード!(※)まるでひとつの物語を聴いてるみたいだったガル。
児嶋さんの演奏が終わったときの交流ホール、コンサートが終わった後の空気にそっくりだったガルよ。きっと、児嶋さんのピアノに引き込まれたお客さんたちの熱気が、えっと...えっと...ぶわっっって一気に飛び出したんだと思うガル!

※児嶋さんの演奏曲(演奏順)

フランク・ブリッジ:3つの即興曲より第2番 “祈祷”
吉松隆:《タピオラ幻景 Op.92》より「II.森のジーグ」「III.水のパヴァーヌ」
ヨハン・セバスチャン・バッハ:ガヴォット ホ長調(ヨゼフ・ヨゼフィ編)
レオポルト・ゴドフスキ:死のエチュード ニ短調

児嶋さん:
そんな風に感じてくれたなんて嬉しいよ!ありがとう。
オーディションの演奏曲の構成もまた、自分の表現の一つ。自分の音楽を多面的に見ていただけるようにとプログラミングしているよ。

ガル:
そう!そう!森の奥深くにいったガルの心が、バッハのガヴォットで引き戻されて、で、また死のエチュードで一転!いろんな音の色が見えたガルよ。

児嶋さん:
...でも、もっとベストなプログラムが組める、とも思っているんだけどね。もっと皆さんに聴いてもらいたいな。

なんて頼もしいお言葉でしょうか!

音楽との一期一会

ガル:
児嶋さんは去年もこのオーディションに出場して、ガル祭にも出演してくれたガルよね。去年から今年、なにか違いを感じるガルか?

児嶋さん:

審査員の先生方からの講評にて。みなさんにこやかです!(吉松隆先生、舘野泉先生、新実徳英先生)

音楽家として日々進歩していかなければいけないのは当然なのだけれど...むしろ、変わらないこと、自分の芯として持ち続けるべきことを大切にしてこの一年を過ごしてきたつもりだよ。
オーディションも、コンクールも、そしてコンサートも、そこでの出会いは一期一会。演奏する音楽との出会いはもちろん、審査員の先生方、客席で聴いてくださったお客様、そしてガルちゃんのような僕たちを支えてくれる人たち...ひとつひとつの出会いと真摯に向き合える音楽家でありたいんだ。

ラヴェル「左手のためのピアノ協奏曲」

ガル:
(感涙)...そうガル、今日のオーディションはゴールじゃなくて、音楽祭へのステージへ向かうスタートガルっ!
トスカニーニフィル、広上淳一マエストロの指揮、そしてそして児嶋さんのピアノでラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」を演奏してくれるガルよね♪ 音楽祭ファンのみなさんに一言お願いしますガル!

児嶋さん:
ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」は、左手のピアノ曲だからという理由ではなく、音楽そのものとして素晴らしい、ラヴェルの最高傑作の一つ。この作品を演奏する機会をいただけたことが音楽家としての何よりの喜びです。
そして、トスカーニフィルと広上マエストロ、そして音楽祭にお越しくださるお客様とこの美しい音楽を共有することで、素晴らしいステージになることを今から確信しています。皆さん、楽しみにしていてください!

ひとつひとつ、大切に言葉を選びながらお話くださった児嶋さん。そのお姿は、表彰式前にフェスティバル・アドバイザーの潮 博恵さんがステージでお話くださった内容を思い起こさせるものでした。

フェスティバル・アドバイザー潮 博恵さんのお話より

ピアノは不思議な楽器。なんらかの事由で両手での演奏が困難になってもなお、もう弾きたいと心から思わせてしまう。
ひとりで完結できる、ハーモニーを表現できる楽器だからこそ、自分の表現と徹底的に向き合い続けるピアニストたち。ピアニストが自己と向き合い、そこで生み出される音楽に救われる人がいるというのは、なんとも不思議な気がしてならない。

追加で椅子をご用意するほどたくさんのお客様が来てくださったオーディション会場。その中には小さいお子さんの姿もみられました。ひとつの手が奏でる音の世界が、未来をつくるかれらの目に、耳にどう映ったのでしょうか。
これから開かれていくこの新しい音楽の世界を、この金沢の地で、私たちが応援しようではありませんか!
樋上眞生(ひのうえ まお)さんは右手でのご出場でした。

その第一歩は知ることから。そして聴くことから。児嶋さんが局所性ジストニアという病気について、そして左手での演奏活動について語るショート・ドキュメンタリー "LEFT HAND" をぜひご覧ください!

児嶋さんOfficial Websiteはこちら ⇒ https://www.kenichiro-kojima.com

児嶋さん:

児嶋さんのグラーツのご自宅のチビガル!(11/21追加投稿)

そうそう!一期一会といえば...グラーツの僕の自宅に、去年出会ったチビガルちゃんがいるんだよ。

ガル:
(感涙)わああああん嬉ガル...ガルはすっかり児嶋さんのファンガルよ!

音楽祭のプログラム発表まであと少し。
今回のオーディションでは、審査員の先生方の強いご推薦により、すべての出場者の方に音楽祭へ出演していただけることとなりました。左手(右手)のピアニストたちの活躍、必見ですよ!

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