ミュンヘン・ゲルトナープラッツ州立劇場管弦楽団は、ミュンヘンの重要なオーケストラの1つである。音楽劇の多様性を示すために、オーケストラのレパートリーはバロックから現代作品まで幅広く、オペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエなど音楽劇のすべてのジャンルをカバーしている。2003年にAオーケストラのランクに昇格し、77人の楽団員で構成されており、定期公演を行っている。さらに、2000年以来、楽団員による室内楽シリーズを企画、メキシコや中国などの他のドイツの各都市にも招聘されている。
ミュンヘン・ゲルトナープラッツ州立劇場管弦楽団は、設立以来、著名な指揮者や音楽家とのコラボレーションを特色としている。カール・ミリョッカーやフランツ・レハールなどの作曲家たちが自作品を指揮した歴史をもち、ヴォルフガング・レンナート、フランツ・アレルス、デイヴィッド・シュタール、マルコ・コミン、アンソニー・ブラモールなどが首席指揮者を連ねており、2023/2024シーズン以降は、ルーベン・ドゥブロフスキーが指揮を行っている。
ミュンヘン・ゲルトナープラッツ州立劇場について
ミュンヘン州立ゲルトナープラッツ劇場は、「ミュンヘンに民衆劇場(Volkstheater)を」という声が高まり、ノイシュヴァンシュタイン城やバイロイト祝祭劇場を造ったことで有名な即位後間もない若き国王ルートヴィヒ2世によって1864年建設が認可され1865年11月にオープン。現在ではバイエルン国立歌劇場と並んで二大オペラ劇場として市民に親しまれている。