1964年からクラッシックバレエとモダンダンスを10年間学び、モダンダンサーとして活躍。その後、階級的思想と第二次大戦後の世相をそのままに反映した文化、日本のダンス「業界」そのものに懐疑を抱き始め、1974年より独自の活動を展開。精神―物理の統合体として存在する身体に重点をおいた「ハイパーダンス」と称した新たなスタイルを発展させる。
その表現活動は日本、そして世界の知識人、科学者、美術作家たちとのコラボレーションへと繋がり、当時の現代美術、文化界に先駆的な衝撃を与えた。一方、1985年から今日に至るまで、山村へ移り住み農業を礎とした日常生活をおくることでより深い身体性を追求している。
また、ダンス以外の活動においては、映画「たそがれ清兵衛」(2002年 監督:山田洋次)への初出演により、映像への出演も多く国内外問わず独自の演技力によって異彩を放っている。
著書に『僕はずっと裸だった』、『意身伝心』/写真集「光合成」MIN by KEIICHI TAHARA。